コピペプログラミング

昔は vim でプログラムを書いていた。覚える関数や使い方が爆発的に増えるにつれてだんだん面倒くさくなってきた。

そんなとき IDE の補完機能の優秀さに改めて気がついた。これでなんとなく関数とか引数を覚えているだけで済むな、と思って、IDE 大好きっ子になった。vim でもできるけれど、プラグイン種類がありすぎてめんどくさすぎる。JetBrains が大好きだ。

でもなんだかまためんどくさくなってだんだん書かなくなってきたけれど、そんなとき世の中にあるスニペット機能に気がついた。TypeScript の関数書きたい、とか Swift のクラス書きたいとか、思うんだけれど、そんなことははっきり言って覚えていない。だるい。だるすぎる。だがそういうのをショートカットで Dash を起動してパッと選べて貼れる、貼ったところでエラーになることが多いが、ああ、こんなんだったと思い出して、ちょこっと直すとかできる。デバッグは得意なので。ちなみに Dash がいいツールなのかはまだよくわからない。

スニペットが増えていくに従って、プログラミングが苦しくなくなっていく。こんなのは初めてだ。もっと増やしたいとすら思う。いい意味でのコピペプログラミングである。カリカリと書かなくていいのだ。

僕はもはやぼんやりと感覚的にしか生きていないので、ものを詳細に覚えることができない。だからこういうぼんやりとした意志みたいなものから具体的で詳細な論理を導けるツールが本当に助かっている。GPT-3 が話題だけれど、どんどん俺を楽にしてくれと思う。スニペット作るのすらめんどくさくなるのは時間の問題だ。

低レイヤからアプリまで、一人の人間がふわーっと掌握してふわーっと書ける時代が来ればいいなと思う。きっとくるだろう。プログラミングがなくなるとかノーコードとか言われるが、このふわーっとする主体は、不安とか興奮とか妬みとかなので、機械には無理っていうか、機械に是非助けてもらいたい部分ではある。

で、ある日ふと、これは言語というものに対しての取り組み方が年齢と共に変容したのではないかと感じて、もう英語とかの外国語もこのぐらいの感覚でのぞんだほうがいいなと感じた。それから DeepL での翻訳に抵抗を感じなくなり、むしろ英語サイトを見る機会が増えた気がする。DeepL のショートカットは最高すぎる。それから英語音声は Google の音声文字変換にかけて、それを見ながら聞いている。たしかに精度の問題はあるが、音声だけを必死においかけるより、かなり楽だ。僕は日本語の映画でも字幕がついている方が好きなんだが、両方で内容を補完しているので、楽なんですよね。