非同期人生
今日は割と気付きがあったね。
何ていうかな、日々の暮らしの中でさ、人との接点を短くしているのね、3密とかじゃないよ、非同期にしているの。何かをお願いする、その応答などを待たない、あとで通知してもらう。プログラミングでよくでてくるその仕組みを実生活に応用しています。
非同期で処理すると何がいいか? 待たない。後で応答をもらう。待つ必要がないので他のことができる。これに尽きる。逆に同期というのは待つ。なので時間がかかると他のことができない。これは悪である。プログラムの設計は基本的に時間がかかる処理、ネットワーク越しの問い合わせとかは非同期、時間がかからない処理、なんだろちょっとしたローカルな設定の確認とかは同期だ。僕はこの考え方がとても好きだ。
さて、今日気がついたのはさ、何かを作ってすぐ発表することがものすごく楽になったじゃないですか、この20年ぐらいの人類の進歩の一つだと思います。そのことなんだけど。
何でもそう、このブログもそうだし、twitter もそうだし、会社の Slack もそう。何かを発表したらそのリアクションが気になって Slack は見る頻度が上がるし、フォロワーもいない twitter もはてなぶろぐもアナリティクスを確認してしまう。
発表した日は発表したことによって脳が興奮してしまい、麻薬がでているんだろう、ずーっと上擦った感じが続く...
これはそういうものだと思っていて、日常生活に支障をきたすので、だんだんとそういうことから遠ざかっていくのだが、なんとなくまたはじめて、またリアクションが気になり、落ち込みをくりかえしていました。
何が言いたいのか。つまりね。
結局、これは自分が一番嫌がっていた同期、ブロッキングコールなんだと。誰かからの、まだ見知らぬ誰かからの応答を同期待ちしている、そういう状態なのだ。
日常はたいてい、やりとりは特定の個人、グループになるので、レスが内容や遅延も想定できるので、非同期でやっていけるけれども、作品とりわけリアルではなくネット空間での発表は作品の反応も遅延してくると思うべきだと、悟った。
タイトルを最初、非同期制作とか非同期生活みたいにしていたけれども、意識高めなアフターコロナ色が強く感じられたので、個人の生き様として、非同期人生としてみた。